NIGHT on the prairies;
The supper is over—the fire on the ground burns low;
The wearied emigrants sleep, wrapt in their blankets:
I walk by myself—I stand and look at the stars,
which I think now I never realized before.
大草原の夜、
夕餉はすんで、焚火は地に低く燃えている、
疲れきった移住者たちは毛布にくるまって眠る。
私は独りで歩き廻る ― 立ち停って、星斗を仰ぎ、
これまで自分が一度も認識しなかったもののあることに思いあたる。
I admire death, and test propositions.
いま、私は不滅と平和とを享けいれて、
死を讃美し、もろもろの命題を吟味する。
How plenteous! How spiritual! How resumé!
The same Old Man and Soul—the same old aspirations,
and the same content.
なんという豊かさ! なんという霊的さ! なんという大まかさ!
同じ昔ながらの人間と霊魂 ― 同じ今も昔の願望、
そして相も渝わらぬ満悦感。
O I see now that life cannot exhibit all to me—as the day cannot,
I see that I am to wait for what will be exhibited by death.
私は自分が死によって、初めて展示さるべきものを
待たねばならぬことを悟った。
NIGHT on the prairies
Walt Whitman
大草原の夜 / ホイットマン
Today is a very good to die.
Every living thing is in harmony with me.
Every voice sings a chorus within me.
All beauty has come to rest in my eyes.
All bad thoughts have departed from me.
Today is a very good day to die.
My house is filled with laughter.
My children have come home.
Yes, today is a very good to die.
今日は死ぬのにもってこいの日だ。
生きているものすべてが、わたしと呼吸を合わせている。
すべての声が、わたしの中で合唱しいる。
すべての美が、わたしの目の中で休もうとしてやって来た。
あらゆる悪い考えは、わたしから立ち去っていった。
今日は死ぬのにもってこいの日だ。
わたしの家は、笑い声に満ちている。
子どもたちは、うちに帰ってきた。
そう、今日は死ぬのにもってこいの日だ。
Many Winters: Nancy Wood
 
 今年の秋
主人の両親はさまざまな介護が必要な歳となりました。
私は初めて 「今の時代の 生、老、病、死」について
考える機会に直面しました。
数冊の雑誌を読み、何か得る事ができないか探してみました。
かえって うなされた夜もありました。
未だ何も解決していませんが
この機会に出会った 詩、音楽、本については
記録しておこうと思います。
この難解な本の中に
おそらく人生最大の難問解決の糸口が
あるように思います。
Claude Lévi-Strauss
季節はめぐって
小さな頭しか持たない私が
ようやく辿り着いた言葉はなんと
果報は寝て待て!?
All things come to those who wait.
今年もお世話になりました。
良い新年をお迎えください。
Long Road Out of Eden
by Eagles
掌をすり抜ける月光
砂漠を移ろう影
誰かが囁く 詩編第二十三番
ただ生きるために足掻く名もなき人間
| 齧られた林檎を見るがいい 道具が持つ力を 
世界中の英知も 愚か者には用を為さない 
そしてそれは エデンからの遥かな道程 | 




















