2012/09/10

A Wrinkle in Time 昔町迷宮






僕は卓上/テーブル の上に、
ペンとインキと原稿紙のほかなんにも載せないで、
毎日々々、いつまでもジツとしてゐた。


There was a few goods on the table.
A pen, an ink and sheets of paper,
That’s all I needed.

With doing nothing but simple daily routine
while I stayed at there.



いや、そのほかにマッチと煙草と、
吸取紙くらゐは載つかつてゐた。
いや、時とするとビールを持つて来て、
飲んでゐることもあつた。
 
 


There might have been a matchbox, 
a paper of tobacco and a blotter.
Well, at times brought back a chilled bottle and
I was drinking a glass of beer.

 



戸外/そと では蝉がミンミン鳴いた。
風は岩にあたつて、ひんやりしたのがよく吹込んだ。
思いはなく、日なく月なく時は過ぎ、

 

I heard cicadas were buzzing outdoor.
A rush of air cooled by rocks
was coming in from the window.
Time has passed over days and months in a foggy daze. 




とある朝、僕は死んでゐた。
卓上/テーブル に載つかつてゐたわづかの品は、
やがて女中によつて瞬く間に片附けられた。
―― さつぱりとした。 さつぱりとした。


One morning, I saw I had died.
My belongings on the table,
They were got short shrift by a serving lady.
―― Good God !  Good Job !


Summer / Chūya Nakahara
 夏   / 中原中也
Translated in English by Ann & Natsu
( Sorry for my poor English. )

In fact I keep writing blogs like a struggling author. (´ー`;)┌


 坂口安吾 / 人の一生なんて一瞬の光芒である。


中原中也の この詩には、夏が終わろうとする この時季に特有の
もの憂げな気分が 漂っていると思いませんか?
もしかしたら、彼は 時空を 越える 旅に出掛かけたのかもしれません。

そして私は、まるで 売れない作家のように 
このブログを 書き続けているのでした。(笑)
 
また、 Worrisome Heart  この歌も
この詩に 似た 気持ちを 伝えたいのでは と思うのですが・・・?

A worrisome troubling baggage free modern day dame.
Ain't nobody the same.

 Anxiety is the dizziness of freedom. 
 Soren Kierkegaard 
不安は 自由の 眩暈だ  
セーレン キェルケゴール




今年の夏、旅の目的のひとつは とある雑誌に紹介された 文化財の宿に泊まる事でした。
 料亭旅館 八ツ三館
岐阜県岐阜・飛騨古川


私は 愛情をかけ 手入れされた 古い宿が好きです。
「昔町迷宮」 その言葉に魅かれ買った 1 冊の雑誌を 
数年間 そして今でも手元で温めています
 これからも まだ見ぬ日本の 昔町迷宮 を訪ねてみたいと思いながら・・・


I love an old Japanese inn well-preserved.
 Staying at such an inn appeared in a magazine,
 it was one of the purposes for our summer trip.
" 昔町迷宮 " is the catchy subtitle of the magazine.
I have kept it close to me for a few years. 
I can easily fall into "A Winkle in Time" 
by such four-character compounds 
and it stirs up my feelings. 

Smiley from millan.netSmiley from millan.netSmiley from millan.net

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Cats pride themselves on their ability to do nothing.


追 記
 設定ミス?で 私のブログの 一部が 機能していません。
お越し頂く  読者の方に ご迷惑、失礼をおかけしていない事を 祈ります。
こちらの問題なので、どうぞご安心下さい。 宜しくお願い致します。

P.S.
I have some troubles on my blogger's function now. 
So please get through it when you have a trouble on my site.
It's my worrisome troubling situation.  I hope it will go away soon.
(|||_|||)
It's just my luck !

10 件のコメント:

  1. The word, 昔町迷宮, stirs my emotion and imagination, too. I’m happy for you that your dream came true, Anzu-san. That is one of the true joys of travel. Looks luxurious but worth staying.

    When I talk with my 92-year-old mother, we travel back and forth in our family history and I find lots of gold in our sepia-colored memories. I think I’ll feel life is but a twinkling of an eye at my last moment on this world.

    “In fact I keep writing blogs like a struggling author.” I think writing professionally would be a lonesome work. I look forward to your next post with excitement, “what’s next?”

    Yoko

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  2. Yokoさん 興味を持って読んで頂けてとても嬉しく思います。ここ数年の旅を振り返ってみると、日本の古い宿には過去から多くの人と縁/ゆかりがあり、同じ宿に滞在する事で、彼らとは縦につながる時間軸では居場所が違っても、その夜 私の居場所/次元? が彼らと同じだと想うと、私も未来から見れば その夜は異次元に居る事になるのでは?と 私の頭の中は まるで坂口安吾の書斎のように収拾がつかなくなるのでした(笑)
    お母様は それはそれは多くの方と縁を感じてこられた事でしょう。
    私のブログは軸がブレブレで、ジャンルもあったものではないのですが、恐らくそれが私なのでしょう。 実は、私のブログの読者になって頂いている方のダッシュボードで、私の新規ポストが紹介されない状況が 数回続いています。このまま裏街道を歩く事になっても、読者はそれ程多くはないので諦めもつきます。ですが Yokoさん これからも宜しくお願い致します。ヾ(;´▽`A``

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  3. cosomosさん 
    お聞きして、それはもうどれほど心配された事かと思うと私まで眩暈がする程です。
    親子はある意味一心同体。子供の苦しみは、それはもう何倍にもなって親の苦しみとなりますから・・・。大変な中、余計なお手間を取らせてしまい申し訳ありませんでした。お忙しいご様子をなんとなくは察していたのですが・・・。ごめんなさい。どうぞ、ご家族皆様 暫くは決して無理せずご自愛くださいませ。
    よければですが、何かの時 今後は catful_day@yahoo.co.jp までご連絡下さい。ここではなんですので。
    頂いた貴重なコメントでしたが、やはりよかれと思って削除させて頂きました。
    あしからず。 Sincerely Anzu

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  4. Anzuさん、
    中古の雑誌はまだ届きません。 
    光と影のラビリンス、桜の森の満開の下に深い闇を見た坂口安吾の世界が浮かびます。私にとって光と闇の心地よいバランスのポイントがあるようです。Anzuさんのお写真、ぞくっとくるものがありますね。
    実は、多くの人がこき下ろしていましたが、NHKの平清盛の光と影の描写が好きでした。今は、多数決なのか結構明るくなってしまって残念です。
    使わなくなって久しいです。万年筆を机の上に置くだけで、もうすべての準備ができたような気になったものです。息子は万年筆の方が手がつかれないと愛用しています。

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    1. Keikoさん こんにちは!
      マーケットプレイスの商品は届くまで少々時間がかかるようです。私は忘れた頃に届いた事も珍しくありません(笑)
      坂口安吾は、書斎を見て彼に興味を持ちました。偶然にも二人が揃って取り上げられていた事を後で知り驚きました。

      昨日、東京駅前の丸善(書店)へ久しぶりに立ち寄りました。新製品紹介コーナーで万年筆を試し書きすると、とても書き味が良くなっているのに驚きました。息子さんが愛用されるのも納得です。
      また、学内の図書館の膨大な書庫から数冊(安吾の本も)探してみました。今や、検索やネットで本を手にする時代ですが、書庫に並ぶ本の背表紙から手に取る、本との偶然な出会いをこれからも大切にしたいと思います。

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    2. Keikoさん 今、「桜の森の満開の下」あらすじを Wikipediaで知りました。映像に賭けた 篠田正浩監督の気持ちが分るようです。舞台は奈良の吉野山なんですね。一度映画を見てみたいです。

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    3. 梶井基次郎の「桜の樹の下には」
      http://www.aozora.gr.jp/cards/000074/files/427_19793.html
      桜の妖しさがすさまじいです。夜、一人きりで満開の桜を見たらどうなるだろう?と想像するときがあります。
      「桜の森の満開の下」本で読みました。この映像、見てみたいですね。

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    4. Keikoさん 梶井基次郎 素晴らし散文詩です! 
      頭を鈍器で殴られたほどの衝撃と感動を覚えました。私が畏怖していたもの。子供の頃は感じなかったはずの、櫻の花が満開時に見せる姿へのただならぬの恐怖。その謎が全て解けたようです。日本文学は奥深いですね。
      これからも、どうぞいろいろ教えて下さいね。
      種まき桜も! 永遠に循環する命。素晴らしいです。

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  5. Anzuさん、ダッシュボードにポストが載ってきましたよ。元に戻ったようですね^-^

    「昔町迷宮」といタイトルも魅力的ですが、写真もその雰囲気が良く出ていますね。「夏」も摩訶不思議なストーリー(というよりストーリーがない?)ですね。でもなんだか一風変わった落語を聞いているような気も。日常を離れてしばし旅をするのも意味のあることですね。またどのような「昔町迷宮」が出てくるのか楽しみにしています。

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    1. Cosmosさん 
      お帰りになられたのですね !
      そうなんです d(´∀`;∩
      Googleヘルプに駆け込み状況を伝えるたところ、メンテナンスしてもらえたようです。
      ダッシュボード掲載を見て頂けたようでほっとしました。C=(^◇^ ;
      おしゃられる通り、旅は想像力を刺激しますね。
      お疲れが出ませんように・・・

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